スポーツでは自分の実力を十分に発揮することでいい記録が残ります。
自分の実力を発揮するために、とても重要なのがメンタル。
メンタルは鍛えることができます。
鍛えて強化することで、本番の際に実力を発揮できるようになります。
どんな方法で強化できるのか、ご紹介いたします。
・自分の考えをノートに書き連ねる
メンタルが弱くなっている人は出来事を悲観的に捉えて悪い部分しか見ていない状態です。
その渦中にいるので、物事を客観視できない状況に陥っています。
それは感情に焦点を置いているからです。
起きた事実自体に焦点を置いてみましょう。
まず、あなたが思っていることをノートに書いてみましょう。
これを続けていると自分の感情にばかり目がいっていて思い込みがどれだけ強いのか、
どれだけ感情を引きずっているのか、起きた事実をきちんとみていないということに気づくようになります。
気づいたら次は起きた事実に目を向けてみて下さい。
そうすると客観視できるようになります。
現状を客観視することによって感情に引っ張られず、落ち込み続けることをやめられるようになります。
・落ち込んだら自分に反論する
例えば落ち込むような出来事があった場合、自分なんて…と自己否定をするとします。
自分なんてできるわけがない、こんな恥をかくなら自分は向いていないのではないか、というように思ってしまいがちです。
そこには大きな自分への思い込みがあることにお気づきになりましたか?
誰かにあなたはできないと言われたのか、恥をかいたからこそ自分の問題点や克服すべきものが分かったから対策ができる。そこを改善してやってみてからだ!
というように自分への思い込みがあることに気づいて反論してみましょう。
これは心理学者のマーティン・セリグマン氏が推奨している自分の思い込みに反論するという方法です。
落ち込む自分と話し合いを続け、思い込みと向き合うことによって出来事を客観視できるようになっていけば、出来事の見方が根本から変えられるようになります。
・ストレス発散のための儀式を行う
ストレスが溜まる。
生きていれば嫌な出来事もあり、それが続けばストレスも溜まります。
ストレス発散をするにはまずしてほしい儀式があります。
それは「オン」と「オフ」を分けることです。
その場から離れたら、その事を考えないようにする。
好きなことをしているとき、友達と話しているときなどは考えないようにする。
儀式として「オン」と「オフ」を切り替えるようにします。
そうすることによって同じことを考え続けなくなり、ストレスも溜まりにくく発散もされていきます。
一人で考え込まないこと、誰かに話すことも大事です。
話すことでもストレス発散になるからです。
・マインドフルネスを生活の一部に
マインドフルネスとは、ただ「今」だけに集中している状態のことをいいます。
リラックスして雑念を持たず、今にだけ集中している。無理もしていないのでストレスもありません。
自分の力を十分発揮することができるようになります。
マインドフルネスとして瞑想がよく用いられます。
ヨガや座禅などでも行われており気軽にできるのもいいですよね。
マインドフルネス瞑想で嫌なこと、恐怖や不安、雑念や思考から解放されて、自分自身の心の奥にある静かな場所を見つけ出すことにより、集中力が高まると同時にストレスも解消されます。
スポーツではその「今」に集中することで「ゾーンに入った」という言い方をすることがあります。
生活の一部にマインドフルネスを取り入れることによって、ここにある「今」にだけ集中するクセをつけることはスポーツをする方にとって実力を発揮できる術になるでしょう。
・生活習慣を見直して新しい一歩を
生活習慣は意外と大きな影響を与えていることがあります。
不規則、乱れた生活習慣を続けている人はメンタルの弱い方が多いです。
自宅に帰っても、オンとオフが区別されていないので、悩みを引きずってしまい、生活習慣が乱れることも。
まずは生活習慣を見直すこと。
今起きている問題はひとまず置いて、生活を変えてみる! 集中して行うことをおすすめします。
食生活を見直す、睡眠不足であれば十分睡眠をとる。
さまざまな改善をすることで、体の状態も変わり、自然に心も健全になっていきます。
そこから新しい一歩を踏み出すことができるのです。
今回ご紹介したことはスポーツで役立つメンタルトレーニング強化法ですが、日常的にも適用できるものです。
メンタルはトレーニングで鍛えられます。
ご紹介したトレーニングを実践することにより、強いメンタルを手に入れましょう。