楽しいスポーツ! その楽しいスポーツにはスポーツボランティアという方々がいるのはご存知でしょうか?
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
スポーツ大会等が行われる際にとても重要な存在となるスポーツボランティア。
詳しくみていきましょう。
・スポーツボランティアとは何か
クラブ等の運営、指導、国際的な大会や地域で行うスポーツ大会がありますよね。
そういったものを報酬を目的とせず、時間や専門的な能力などを自ら進んで提供し運営を支えている人たちのことをいいます。
実際にスポーツを楽しむ「するスポーツ」、テレビや会場に行っての応援などで「みるスポーツ」がありますが、こちらは「ささえるスポーツ」と言われています。
スポーツボランティアといっても様々な活動があり、内容は大きく三つに分けることができます。
一つずつ確認していきましょう!
・活動①【イベントボランティア】
地域の市民マラソンや運動会、国民体育大会や国際大会を支えるボランティアのことをいいます。
不定期の開催なので、活動も同じように不定期となります。
イベントボランティアの中でも専門的な知識と技術が必要な「専門ボランティア」と、特別知識や技術がなくてもできる「一般ボランティア」に分類されます。
「専門ボランティア」の役割は審判員、通訳、大会役員、医療救護、データ処理などを行うこと。
「一般ボランティア」の役割は給水や給食、交通整理や記録の掲示、選手のホストファミリーなどがあります。
マラソン大会によっては視覚障害者の伴走などの活動も行います。
・活動②【クラブ・団体ボランティア】
地域のスポーツクラブ、スポーツ団体のボランティアのことをいい、定期的な活動が行われます。
「ボランティア指導者」としてママさんバレーや地域のスポーツ少年団などの監督、コーチを務めること。監督やコーチが指導するときの指導アシスタントの活動も行います。
「運営ボランティア」として団体、クラブの役員や幹事、練習時の給水などをする世話係や競技団体役員の活動もあります。
運搬や運送、広報やデータ処理も「運営ボランティア」に含まれます。
・活動③【アスリートボランティア】
現役、OBのプロスポーツ選手やトップアスリートによって行われるボランティア活動のことをいいます。
オフシーズンに福祉施設を訪問する、地域のイベントに参加したりジュニアのスポーツ指導を行うなどが役割。
今まではプロ野球選手やプロサッカー選手が多かったのですが、近年は色々な種目のトップアスリートがNPO法人などを作り活動することが増えているようです。
東日本大震災以降、多くのアスリートが被災地に出向いて復興支援のボランティアを行っています。
・スキルアップのためのライセンス取得
今までお伝えしてきたスポーツボランティアですが、その中でもライセンスを取得しているスポーツボランティアがいます。
スポーツボランティアのライセンスを取得すると、リーダーとして一般のスポーツボランティアと共に活動できるようになります。
また、一般のスポーツボランティアができない依頼を受けることもあります。
スポーツボランティアをするうえでスキルアップのためライセンスを取得すると「ささえるスポーツ」としての活動の幅が広がります。
スポーツボランティアの活動をしたい場合は、スポーツボランティア研修会なども開催されているので、受講することで安心して参加できるようになります。
「するスポーツ」が出来ない方でも、みんなで参加できるスポーツを楽しみましょう!